2011年院内学術研修会
平成23年12月10日(土)に甲府湯村常磐ホテルにて第25回院内学術研修会を開催しました。
院内の各委員会からの報告が3題、1年間の研究報告が8題発表され、熊倉剛外来医長の教育研修講演が行われました。
第25回院内学術研修会
絆
〈さらなるチーム医療を
めざして〉
総務からの報告
- 収支報告と業績比較; 秋山 貴広
各委員会からの報告
- 褥瘡予防対策委員会;生原 妙子
- 感染症予防対策委員会;土谷ゆき江
- 医療安全委員会;菊池 薫
演題発表
Ⅰ-1 安心して働ける職場をめざして~アンケート結果より~; 託児所 小笠原文子
Ⅰ-2 業務連携において私たちができること;
リハビリテーション科 深澤志保・病棟クラーク 近藤麻実
Ⅰ-3 外来待ち時間に対する調査と取り組み;
看護部 西幸美・放射線部 石丸勝敏・医事課 金丸愛
Ⅰ-4 人工膝関節全置換術後に生じる下肢腫脹
~因子の検討と早期改善に向けた取り組み~;
リハビリテーション科 三枝洋喜・看護部 佐野麻美
Ⅱ-1 術後食を再考する~病棟と栄養課の連携を経て~;
栄養課 工藤崇行・看護部 清水純子
Ⅱ-2 血液型の亜型2症例; 検査室 久保田洋子
Ⅱ-3 脊椎手術腹臥位に伴う皮膚障害への予防対策の有効性
-顔面部・前胸部を中心とした-; 手術室 中田弥生
Ⅱ-4 術後疼痛コントロールにおける内服薬の影響; 薬局 依田英樹
教育研修講演
ラマン分光分析による人工股関節用UHMWPEの評価; 外来医長 熊倉剛
今年の研修会会長には森下恭資外来医長が務めていただきました。
当日の運営だけではなく、学術研修会委員会が発足した1月より親密に携わっていただきました。
また、当日の各種委員会報告の進行も行っていただきました。
第Ⅰ部の座長は昨年に引き続き木下哲也診療部長が行いました。
第Ⅱ部の座長は田中行夫副院長が行いました。
常磐ホテル内のコンベンションホール「富士」を貸し切って行いましたが、参加人数120人程になり空席がないほどの大盛況となりました。
会場からは研究内容に対する質問や様々な意見が出され、参加者全員が全ての演題に興味深く聞き入り、討論が行われました。
(朝日盛也病棟医長からの質疑応答)
今回、「絆〈さらなるチーム医療をめざして〉」をテーマとしたため、1年間他部署と共同で研究を行い、その成果を発表しました。また、連携の重要性を改めて認識することが出来ました。
(三枝洋喜理学療法士(左)、佐野麻美看護師の演題発表)
熊倉剛外来医長より教育研修講演「ラマン分光分析による人工股関節用UHMWPEの評価」を行っていただきました。
池上仁志院長より各演題への評価と研修会を総括しての講評をいただきました。
総講評では「どの委員会報告、研究報告もたいへん優秀なものでありました。今年は東北大震災後もあり、人と人との連携、絆が大事ということを痛感させられ年でもありました。当院でも規模大きくなるにつれて、人と人、部署と部署のつながりの希薄化が心配されましたが、今回の他部署共同での研究を見て安心しました。しかし、その研究は継続こそが大事です。そのことを忘れぬようまた来年に向けて頑張りましょう。」と締めくくっていただきました。
院長をはじめ先生方、所属長など12名の評価者が厳正なる審査、評定を行った結果、第25回学術研修会学術奨励賞は三枝洋喜理学療法士と佐野麻美看護師の演題が受賞しました。
学術奨励賞
「人工膝関節全置換術後に生じる下肢腫脹
~因子の検討と早期改善に向けた取り組み~」
三枝洋喜、佐野麻美
優秀賞
「術後疼痛コントロールにおける内服薬の影響」
依田英樹
敢闘賞
「血液型の亜型2症例」
久保田洋子
特別賞
「業務連携において私たちができること」
深澤志保、近藤麻実
(左より近藤麻実病棟クラーク、深澤志保リハビリテーション科事務、三枝洋喜理学療法士、佐野麻美看護師、依田英樹薬局長、久保田洋子主任臨床検査技師)